2017-07

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『日本人の意識構造』を読む

40年程前に購入した会田雄次(京大教授)著 『日本人の意識構造』を最近読み直した。先生は第二次世界大戦でビルマ作戦に従軍、終戦後イギリス軍収容所で強制労働に従事する間、西洋人の実態に触れ、その体験記を『アーロン収容所』(中公新書)に書き、著名である。

...................DSCN0457.jpg


さて、ここに揚げる
『日本人の意識構造』は40年前とは思えない
今日の政界や政財界などの我が国の人物の
行動を考えるのに大変参考になる。

一部を抜出して掲げる。



┌───[引用開始]───────────────────────────────────────┐
内側に敵を求める意識

<日本的競争の論理>
…わたしたち日本人が守るという姿勢の第三の欠点は、競争の場合、内側に敵を求めるということである。

もちろん、ヨーロッパでも日本でも、競争柏手は内部と外部双方にあるわけであるが、主として内側に敵を求めるという姿勢、これが日本の弱さてはなかろうか。たとえば、よくいわれることであるが、教育においても、このごろは受験競争一本槍だから、中学校も高等学校も受験予備校になってしまって、本来の教育ができなくなっている。それにもまして子どもたちも、友情というか、友だちができなくなっている。

 なぜなら、子どもたちにとって一番の敵は隣にすわっている親友、隣の家の自分のいちばん親しい友人だ。子どもたちは何とかしてそいつか病気するか、怪我するか何とかしてほしいと思うようになる。だし抜いてやるうとか、勉強できないようにしてやるうと思うようになる。

 その結果、集団教育の効果として最大なものである友情を得るどころか破壊されてしまう。そういうことが先生側からしきりに訴えられている。マルキシズムの立場の人はこれを資本主義社会のせいにしている。たしかに現実はそうだが、しかしこれは日本独特の現象だといえる。なぜか。

 ヨーロッパの場合は精神的姿勢が外側を向いているので、こんな場合もどうしても外部の方がより強く、具体的相貌をもって認識される。

 たとえば『赤毛のアン』などでもわかるように、仲のよい二人は競争はするが、この際、級友はみんなそれぞれ二人の後援者になる。級友はこの選ばれた二人に声援を送る。日本のように、特権的だなどと足をひっぱらない。

 しかも両者に共通の敵がいる。それは他の学校の生徒である。それと競争するためにぱ、内側の、同じクラスの者はクラス同士で助け合うという傾向を強く持つことになるわけだ。二人の競争は仲間のゲーム、真の敵はよその学校あるいは他州の学校である。つまり「仮想敵」ぱ外にできることになる

 これは決して『赤毛のアン』が理想化された世界だからではない。米英ソいずれ屯優秀大学への入学は日本と同様、あるいはそれ以上に厳しい。しかし、日本のような問題は起こっていないのである。
 日本の場合は必ず内部に敵ができ、陰惨な内ゲバが展開することになるのだ。

└───[引用終了]──────────────────────────────────────┘
..................DSCN0463.jpg


実に的確に政治信条を問わず我々の内面を抉っている。

此の本は日本人の物の考え方の根源を探るに良き手助けとなろう。
その中で加藤紘一・河野洋平・小沢一郎など
或はあの鳩馬鹿ルーピーなど
所謂保守と称される者や
岡崎トミ子などの革新と言われる者の
外国人への異常な媚び・諂い・追従を考える際に、
尖閣・竹島・千島樺太に対応する時の行動に、
自民や民主の政党枠を越えて見事に当っている。


スポンサーサイト

コメント

こんばんは

お兄様、雨が上がって気温が低くなりました。明日から寒いそうです。
今そちらは雨ですよね。

確かに・・・他国に阿る連中・・・内側に敵を意識する・・・その通りですね。そういう意識構造があるのかもしれませんね。島国で他国の脅威が数回しかなかった歴史がそういう意識を知らず知らずに培ったのでしょうか?

ココに上がった日本人はホントに恥ずかしい人たちです。

No title

お姉さん
こちらは今、雨が激しく降っている最中です。
でも明日は良い天気になるようですよw(ニコニコ

そうですね、長年のDNAとなっていて中々この意識を変えるのは困難ですね。

でも頑張りましょう。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://shouta709.blog.fc2.com/tb.php/241-28a0bbd1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

湘太(shouta709)

Author:湘太(shouta709)
FC2ブログへようこそ!

コメントの投稿欄入口が見えない時には本文タイトル行クリックして下さい → 本文末後方に現れます。 


占領下に行われた憲法改正や教育変革は全ての負の部分が温存されて、現在の諸悪の根源となっております。
諸外国に対して右顧左眄せず毅然たる態度を政府が執るよう願って已みません。
そして保守本流、真正保守たる国家である事を願っております。
私へのメールは

shouta-2@hotmail.co.jp


どうぞ、宜しく御願いします。

最新記事

最新コメント

カテゴリ

政治・経済 (549)
経済・財政 (2)
社会 (26)
文化・科学・芸術・演芸・音楽 (33)
その他 (6)
未分類 (9)
指定なし (204)

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

最新トラックバック

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月別アーカイブ

ブロとも一覧

フリーエリア

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
政治・経済
764位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
政治活動
327位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。